フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

なにがあっても外注費は絶対に支払うべき

フリーランスはギャラを支払ってもらうだけでなく、支払う側になるときもあります。例えば、サイト制作を企業から自分がまるごと請け負って、制作チームを組むために他のフリーランスや制作会社に協力してもらう場合、あなたが発注する立場にもなります。制作費の総額をあなたが企業から支払ってもらい、それを他のフリーランスなどに振り分けるのです。

こうしたケースの場合、リスクもあります。クライアントである企業が制作費を払ってくれなくても、あなたが発注したフリーランスには支払い義務があります。こんなケースは非常に稀ですが、私は過去に一度こうした事態に陥ったことがあります。

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フリーランスは「卵は同じ籠に盛るな」を心すべし

ご存知の方も多いかもしれませんが、「卵は同じ籠に盛るな」という言葉があります。卵をひとつの籠に入れていると、その籠を落としたりしたら卵が全部割れてしまう。だから、大切な卵を分散させておきなさいという教えで、ビジネスの世界では「ひとつのクライアントに依存する下請けになってはいけない」という意味で使われます。

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小さな周期での収入の波は大丈夫。大きな周期での収入の波が危険。

定期仕事ばかりやっている場合を除き、フリーランスに収入の波はつきものです。今月は100万の売上があったけど、来月はゼロなんてことも普通です。

ただ、こうした月ごとの収入の波があっても、慣れてしまえばなんてことはありません。経済的に行き詰まることもありません。むしろ怖いのは、半年間は毎月バンバン収入があったけど、次の半年間はほとんど無収入になったみたいな、長期的なスパンでの収入の波です。

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フリーランスも“飽きない”ことが大切。3年続けられれば大丈夫なんていうのは大嘘。

「商いは飽きない」というような言葉もありますが、フリーランスとして長年活躍し、きちんと生計を立てていくためには“飽きない”ことが超重要です。

誰でも独立した当初はフレッシュです。仕事へのモチベーションも高いですし、新しいスキルや人脈にも貪欲でしょう。しかし、何年もしてくると、多くの人はフレッシュ感を失います。いい意味で“落ち着き”や“頼りがい”が出てくるのはいいことですが、フレッシュ感を失う=輝きを失うというケースがほとんどです。

よく、独立して3年続けられれば大丈夫とか、5年でほとんどの人が廃業するけど、逆に言えば5年持てば安泰とか言う人がいますが、全くそんなことはありません。

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フリーランスに必要なスキルを磨くのに学校に行くべきか?

「カメラマンになりたいんですけど、まずは写真スクールに行くべきですかね?」とか「デザイナーになるには、やっぱりデザインの専門学校に入らないとダメですかね?」と、これまでに何度か質問されたことがあります。

たしかに、専門職に就きたい、専門職としてフリーランスになりたいって思ったら、まず初めのアクションとしては「学校に行く」というのはハードルが低い手です。お金さえ支払えば、喜んで迎え入れてくれます。

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独立資金は数千円? フリーランスになるのにお金はいらない。

ほとんどのビジネスは、独立する際に大きなお金が必要となります。例えば、個人で小さな飲食店を開業するにしても、少なくても数百万かかりますし、1000万以上かけて開業する人もいます。

それに比べ、フリーランスとして独立するのにかかるお金はかなり少額です。準備期間も必要ありません。会社を辞め、「今日からフリーランスでやります」と宣言するだけです。

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ギャラの未払い。フリーランスはどう対応すればいいのか。

フリーランスで長年仕事をしていれば、少なくとも一度や二度は「ギャラを払ってもらえない」というハラワタの煮え返るような事態を経験すると思います。

数万円の小さな仕事だったらまだいいのですが、そういった少額の仕事は未払いになることはむしろ少なくて(支払いを忘れられていることはある)、未払いが発生するのはたいがい金額が大きいものです。額が大きいほうが支払い元にとって負担が大きいので、資金繰りに困ると払えなくなってしまうのです。

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