フリーランスが考える「会社員のほうが良かったこと」
フリーランスになって、もうすぐ9年が経ちます。もちろん、フリーランスになって良かったこともたくさんありますが、会社員であった方が良かったなと思う部分もあります。今日はその点について書こうと思います。
やっぱり同僚がいるのはいいものだ
毎日同僚と顔を会わせて、他愛もない会話をしたり、上司の悪口を言ったりするのは結構楽しいものです。もちろん、ストレスになる上司や先輩もいますが、それでも同僚がいると毎日楽しめるのではないでしょうか。
フリーランスだとだいたいの時間をひとりで過ごすので、毎日の会話量が圧倒的に減ります。私はひとりでいることが好きな性格ですが、それでも会社員時代に同僚と楽しく話していた時間を懐かしく思うことがあります。
いざとなったら代役がいる
体調を壊したり、仕事が一気に立て込んだときに、自分の代わりにやってくれる人や協力してくれる人が社内にいるのは、本当に心強いものです。この点はフリーランスにはない絶対的な安心感があります。
「超優秀である俺(私)の代わりになれる奴は、この会社には誰もいない」と思っている人もいるかもしれませんが、それでもあなたがいなくても会社はなんとかしてくれるものです。フリーランスが寝込んだりしたら、本当に業務がすべてストップして、取引先とかに迷惑をかけまくることになりますから。
射幸心(出世欲)がモチベーションになる
結構こういう人が多いと思うのですが、社内で評価されたいとか出世したいという気持ちが、仕事へのモチベーションにもなります。これはこれで良いことだと思います。フリーランスは社内評価とか出世とかがないので、ある程度軌道に乗ってお金を稼げるようになると、モチベーションの維持が難しくなるものです。
モチベーションが低くなると当然、仕事のクオリティは下がるので、そのうち収入も下がってしまいます。モチベーションの維持はフリーランスにとって生命線とも言えるのですが、その維持が意外と難しい。
だから、お金に超貪欲な人のほうがフリーランスに向いているかもしれません。1000万稼いでも「2000万稼げるようになるまで頑張る!」と思えるような人は、モチベーションの維持がしやすいと思います。