フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

タバコも晩酌もやめた話。

これだけ嫌煙の世の中になり、若い世代ではアルコール離れが進んでいるにも関わらず、私が仕事している広告業界では今もタバコと酒をたっぷり嗜む人がたくさんます。私も以前はそうでしたし、タバコとお酒のお付き合いのおかげで仲良くなれた人がいるのも事実なのですが、30代半ばを過ぎて私はタバコと自宅での晩酌をやめました。

昔は不健康な生活だったなと思います。毎日最低一箱はタバコを吸い、深夜まで仕事をしてから酒をたっぷり飲んで酩酊して寝るというのが習慣でした。今ではタバコは吸いませんし、お酒も外で飲むだけなので、多くても週一回くらいです。

不健康な生活では身体がつらくなった

仕事が忙しいときに、若いころには感じなかった「しんどさ」に襲われるようになったのが、タバコをやめようと思ったきっかけです。体力が落ちたことを「もう俺も年だな」と諦めても良かったのかもしれませんが、私は以前のように仕事に全力で取り組めなくなるのが嫌でした。

だから、タバコをやめることをまず決意しました。禁煙外来に行き、チャンピックスという飲み薬を処方してもらいました。また、お酒を飲むとタバコを吸いたくなるので、自宅でお酒を飲むこともやめました。晩酌の習慣を断つのは、特にストレスを感じませんでした。実はそんなにお酒が好きではなかったのかもしれません。

体調が良くなり、集中力が持続するようになった

タバコと晩酌をやめたことで、それまで感じていた肩こりや腰痛がやわらぎ、冷え性もなおりました。また、以前は夜になると集中力を維持するのが大変だったのですが、長時間働いている日でもずっと集中力を保てるようになりました。

年齢を重ねるごとに、どうしても体力的なパフォーマンスは落ちてくるものです。若いころと同じように仕事に邁進したいと思ったら、体調管理に気をつけるのはもちろん、いろんなことを我慢していかなくてはいけないと思います。タバコやお酒だけではなく、例えば徹夜で遊ぶのを控えるとか、休日に予定を入れすぎないとか、仕事のパフォーマンスを維持するには若いころのように好き勝手していてはいけません。

フリーランスにとって禁煙のメリットは大きい

身体を壊すと途端に収入が途絶えてしまうことの多いフリーランスは、体調管理には十分に気を使うべきです。きちんと朝起きることを会社に強制されることもなく、通勤で歩くこともなく、自宅でおやつなどを食べ放題なフリーランスは、不摂生しようと思えばいくらでもできてしまいます。私のまわりでも、特に独身の男性フリーランスは身体を壊しやすいので注意が必要です。

また、フリーランスは「人から嫌われる要素」は可能な限り排除しておくべきです。時間を守れなかったり不潔な人は、それが原因で人から嫌われることもあり、仕事を依頼されなくなったりするものです。同様に、これだけ世の中が嫌煙の風潮になってくると、タバコを吸っているというだけでマイナス評価をされかねません。「タバコ臭い人とは近づきたくない! 息もくさいから話したくない」って人もいますからね。タバコが原因で仕事の機会を損失する可能性もあります。


タバコもお酒も私自身好きだったので、そのリラックス効果なども十分に理解していますし、中毒性があってなかなかやめられないこともわかります。でも、フリーランスでやっていこうという人は、できるなら控えたほうがいいと思います。