フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスになって、会社員時代よりも収入が下がったことは一度もない。

フリーランスになるかどうや迷った際に、一番の不安は「収入が減ってしまうのではないか」だと思います。私も当然、不安になりました。まったく収入のあてがない状態で独立しましたから。しかし、私の場合は、幸いにも会社員時代よりも一度も収入が下がったことはありません(今のところ)。現在の収入で言えば、会社員時代の3倍の収入があります。


今日は独立後の収入について書いてみます。

貯金がほとんどなかったため、独立後は苦しかった

退職金が30万円ほど出ましたが、すぐに生活費で消えました。私はコピーライターとして独立したので、設備投資などはなにもなく、名刺をつくるだけで活動を始められましたが、それでもお金には苦労しました。

例え独立後すぐに発注をもらえたとしても、納品までに1〜2ヵ月、納品してから振り込まれるまでに2ヵ月くらいかかるので、貯金があまりない状態で独立すると生活費に事欠くようになります。

私も実家から送られてきた野菜をつくって自炊したり、国民年金、国民保険料を滞納したりして出費を抑えました。

国民年金等は軌道に乗ってきてから滞納分を一気に払うと、節税対策にもなります。

独立した年は、約半年で250万の売り上げ

独立して営業を始めたのが6月なので、その年はフリーランスとして活動したのは7ヵ月。その期間で250万くらい売り上げました。

独立する前の会社での年収が400万ちょっとだったので、「意外にフリーのほうが稼げるかも」と思った記憶がります。ただ、250万売り上げても入金されるまでに時間がかかるので、この半年は生活が苦しかったですね。

2年目で約700万の収入に

2年目になると年収で700万くらいになったので、生活が一気に楽になりました。

滞納していた年金や保険料もこの年に一気に払いました。役所に言って滞納分を一気に払いたいと言ったら驚かれたのを覚えています。

3年目以降は毎年上下はあるものの、ゆるやかな上昇傾向にはあります。途中から法人化し、昨期の決算を見ると、実質的な年収は1400万くらいありました。

これ以上は収入をあげなくてもいいかなーとは思います。

フリーランスなのでこの年収をいつまで維持できるかもわかりませんが、それは会社員をしていてもわかりませんよね。独立前に私が勤めていた会社はすでに倒産していますし、大企業だって早期退職する人が多い時代ですから。

フリーランスではなく、会社員生活を続けていたらどうなっていたのかなと思うこともあります。もちろん、独立前の会社はもうないので、別の会社に転職してということになりますが。

どちらが楽しく仕事をしていたかは分かりませんが、金銭的な余裕で言えば、フリーランスになって良かった言えることは間違いないと思います。