フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスが20年で老後資金2000万を貯める方法を考えてみた。

麻生大臣が老後資金が2000万必要と言ったことが話題(問題?)になっていますが、法人化していない限りフリーランスは年金が少ないので、少なくとも2000万くらいは用意しておいたほうがいいのは間違いないでしょう。

では、2000万貯めるにはどうしたらいいのかを、ちょっと計算してみました。もちろん、何年かけて貯めるかによって全然計算が変わってきます。

最近は45歳で早期退職せざるをえない企業が増える気運も高まっていますので、45歳から65歳までフリーランスで働いたと仮定して、今回は20年間で貯める場合の計算をしてみました。

単に貯蓄していていくだけだと月々8万3500円

20年で2000万だと、単純に毎年100万の貯蓄が必要になるので、月々8万3333.3333円。8万3500円を積み立てていけば、20年で2000万円になるわけです。

ただ、毎月8万円以上と考えると、結構重たいですよね。十分な収入があるときはいいですが、収入の波があるフリーランスで、20年にわたって毎月8万以上も貯蓄に回せる自信のある人は少ないのではないでしょうか。会社員とは異なって、フリーランスは年齢が上がれば収入が増えるわけではなく、40代〜50代になってくると収入が下がる人も多いようですから。

年利3%で積み立て投資すると6万1000円

20年もかけて老後資金をつくるわけですから、単に貯蓄するよりも、長期積み立て投資のメリットを享受するほうが合理的と言えます。現実的と言える年利3%で運用していったとしても、20年で2000万を形成するための月々に必要な金額は6万1000円にまで下がります。

20年で必要となる元金は1464万円なので、単に貯蓄して積み立てるよりも500万以上少ないわけです。これはかなり大きいですよね。

ただ、年利3%が現実的な数字と言っても、必ずこのリターンが得られるという保証はないので、20年運用した結果2000万に届かないこともありますし、元金以下になってしまう可能性もゼロではあります。

貯められるときにドカッと貯めるのが一番

私はフリーランスとして10年目になりますが、実感としては、貯められるときに貯めるのが一番だと思います。フリーランスは会社員と異なり、収入がかなりたくさん得られる時期(年)もあります。そのときに、必要以上の節税をしたりしてお金を使ってしまうのではなく、できる限り貯蓄に回すのです。年間で数百万貯めることも、フリーランスなら全然可能だと思います。

ただ、これが難しいのも事実です。フリーランスや零細企業の社長は、景気がいいときはついつい羽振りが良くなってしまいます。私の周りも見ていても、そういう人が多いです。高いクルマに乗る。タワマンに住む。お金の使いみちはいくらでもありますから。

でも、その高い収入がいつまでも続く保証はどこにもありませんし、数年後だって分からないのがフリーランスです。ケチくさくなったり貧乏くさいのはダメですが、無駄にお金を使わないように自重する力もフリーランスには必要だと思います。

最後に、フリーランスで老後のことを考えたことがない人は、この本がおすすめです。マンガなので読みやすいですし、内容も面白く、それでいて老後に必要なお金についてもしっかり分かります。

マンガ 自営業の老後

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