フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

せっかくフリーランスになるのなら、いらない見栄やしがらみを捨てよう。

フリーランスであることの大きな魅力は「自由」であることです。せっかくなら、その特権をできるだけ享受できるような生き方をし、余計なものにとらわれない心構えを持つべきです。

会社員時代は見栄やその会社独自の価値観にとらわれがち

私はフリーランスとしていろんな企業の方と話す機会があります。当然、どこの会社にも社風というものありますが、それとは別に同じ会社や同じ部署に所属している人というのは、同じような趣味趣向を持つ傾向があります。クルマ好きが集まっている会社(部署)があったり、みんながゴルフに夢中な会社があったりします。

人間ですから、毎日会話している人から少なくない影響を受けます。周りの人が毎日クルマの話をしていれば、自然と自分もクルマに詳しくなってきますし、いつのまにか「このクルマに乗りたい」という願望も生まれてくるのです。

会社に所属している以上、周囲の人と円滑にコミュニケーションをとるには大きなメリットがあるので、ある程度その集団の価値観に“染まっていく”ことは必要だと思います。私もゴルフ好きが集まる会社に入ったらゴルフをすると思いますし、ゲーム好きばかりの会社に入ったらゲームをすると思います。

フリーランスになったら「自分に必要なもの」をもう一度考えるべき

フリーランスはさまざまな企業の人と一緒に仕事をする機会がありますが、常駐でもしない限り、どこかの会社に深くコミットすることはありません。だから、自分の趣味趣向やライフスタイルをどこかのコミュニティの合わせる必要がないのです。

だから、フリーランスとして独立した際には、もう一度自分に必要なものをしっかり考えましょう。「俺って本当にクルマが好きなのかな? もっと他のことにお金を使ったほうが(もしくは貯金したほうが)幸福感が高いのではないかな?」とか、「俺ってゴルフが好きなのかな? 登山とかしたほうが楽しいってことはないかな?」とかいろいろと考えてみましょう。

身軽でいることは結構幸せ

フリーランスとして独立してから8年目になる私は、かなり身軽に生きていると思います。東京の真ん中に住んでいるのでクルマも持っていません。クルマを持つことにステータスを感じることもありません。ゴルフもしませんし、飲みに行くのも気が向いたときにふらっと近所のバーに行くくらいです。

「消耗品費少ないですね」と税理士に言われるくらいなので、同じくらいの収入を得ている人に比べて、私はかなり物欲が少ないのだと思います。パソコンなどの仕事道具はちゃんとしたものを使っていますが、ミニマリスト的な生活をしているのでそんなに物は買いません。

食事にはそれなりにお金を使っています。毎年のように海外旅行にも行っています。それでもお金には結構余裕があります。「本当に自分に必要なもの」にしかお金を使っていないからです。

また、時間にもゆとりが生まれます。仕事が好きなので結構忙しい毎日を送っていますが、付き合いでゴルフに行ったりしないので、休日は家で読書をしたり猫と遊んだり、自分の好きなように過ごせています。

「Webサイトを自分でつくれるよういなりたい」とか「プロ並みに写真を撮れるようになりたい」と思えば、勉強をする時間も取れます。スキルを高めることができ、それがフリーランスとしての仕事にもプラスに作用してきます。


みなさんも、フリーランスになった際にはぜひ、会社員時代の見栄やしがらみから開放されて、お金や時間に余裕のある生活を送りましょう。