フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスをやりながら、やりたい事業のオーナー業をやるという手もある

なにかやりたい事業があったとします。例えば、分かりやすくカフェとしましょう。カフェを自分でやりたいという思いがずっとある。しかし、あなたが今サラリーマンだったとして、年齢も30歳を越えていて、しかも家族もいるという状況だった場合。脱サラしてカフェを開業するのはリスクが高すぎます。

脱サラして投資資金のかかる事業をやるのはリスクが高い

脱サラしてカフェ開業に失敗したとします。下手をすると何百万、何千万という借金を抱えて無職になります。これは、その後の人生がかなりきつくなります。20代だったら挽回できるかもしれませんが、ある程度年齢がいっていると、その一回の失敗で人生を棒に振ることになります。

いくら情熱があり、入念に準備をしたとしても、失敗するときは失敗します。独立開業とはそういうものです。実力だけでなく運にも左右されますから、独立するなら失敗することも視野に入れておかなくてはいけません。

フリーランスで収入を確保してからやりたいことをやる

一方で、いったんフリーランスとして独立し、安定した収入を得られるようになってからカフェを開業する手もあります。

フリーランスとしての独立は初期投資が微々たるものなので、失敗しても借金を抱えるようなことはありません。だから、いきなりカフェを開業するのに比べたらリスクはかなり少ないです。

フリーランスは稼げるときは大きく稼げます。いっきに貯蓄を増やすことも不可能ではありません。そうして貯めたお金を開業資金として投資できます。

事業が軌道に乗るまでは、自分はフリーランスで精一杯稼ぐ

カフェを開業したあとも、人に任せられる仕事は人に任せて、自分はフリーランスの仕事でできるだけたくさん稼ぎます。そうすることで、カフェの経営が軌道に乗るまでの期間も、金銭的に困窮することを避けられます。

自分がフリーランスとしてしっかり稼ぎ続けている限り、カフェの資金が底をつくこともないので、カフェ一本に絞ってやるよりも潰れにくくなります。軌道に乗るまでじっくりと待つことができます。

事業を始めると、最初の数年はオーナーの給料は満足に出ないものです。自分が給料をもらってしまうと、事業に投資できるお金が少なくなります。だから、オーナーは別の仕事を持っていたほうがいいと思います。

また、カフェが軌道に乗ったとしても、店舗運営はスタッフに任せて、自分はオーナー業をやりながらフリーランスの仕事を続けることもできます。収入源が2つなので、経営という面ではこちらのほうが安定します。

というように、やりたい事業があるにしても、フリーランスとして稼ぐ力を持っているとメリットが多いのです。自分で事業をやる夢がある人も、フリーランスとして一旦独立することを検討してみてはいかがでしょうか。