フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

今稼げるフリーランスの職種とは?

フリーランスにも稼ぎやすい職種とそうでない職種があります。私は広告関係のフリーランスについてしか分かりませんが、私が知っている範疇で話をすると、今稼ぎやすいのは映像制作系のフリーランスです。特に、会社案内動画や商品のPR動画を制作できる人に依頼が集中しているようです。

Web動画などの制作案件が増加

光回線などの普及により、Webサイトにも動画を掲載しやすくなりました。そのため、自社サイトに会社案内やPRの動画を置いたり、また、キャンペーン時などにも動画を活用することも多くなりました。

その結果、動画制作の需要が高まっているのですが、ディレクターや編集をする人が不足気味なのが現状です。会社案内等の動画は、CMや映画をつくるのとは求められるスキルが異なるため、CMや映画の制作を主に手がけている制作会社やクリエイターではそうした需要をカバーすることができません。

特にスモールチームでの制作需要が多い

最近では、機材の発達などから少人数での動画制作が可能になりました。撮影もビデオカメラではなく一眼レフカメラで行なうことも多いですし、ディレクターが自ら撮影して、あとは音響の人がひとり、合計2人で撮影を行なうなんてこともあります。

編集もPremium Proやアフターエフェクトなどを使い、ほとんどパソコンだけで仕上げてしまいます。

そうした予算を抑えつつフットワーク軽く行なう制作案件には、昔からある映像制作会社よりも、新しく設立された小さな制作プロダクションやフリーランスの人のほうが向いています。

マルチなスキルを持った映像ディレクターはかなりの人気

企画から台本、撮影、編集までをひと通りできるという映像ディレクターは、今は本当に重宝されています。そういうスキルを持った方は、特に苦労せずに仕事を得られるのではないでしょうか。

機材等の設備投資は結構な額になりますが、それでも年収1000万円くらいなら普通に得られると思います。

もちろん、この状況がいつまでも続くわけではない

かつては、フリーランスWebデザイナーが荒稼ぎしていた時代もあります。ひとりで制作できる規模のWebサイトでも、ギャラが何百万みたいな案件がたくさんあったのです。

でも、Web制作の単価も落ちていますし、素人に毛が生えたような人でもワードプレスを使ってちゃんとしたサイトを制作できるようになりました。Webデザイナーにとっては状況はかなり厳しくなったと思います。

なので、映像ディレクターが稼ぎやすい時代がいつまで続くかは不確定です。映像ディレクターとして独立を目指すなら、急いでスキルを磨いたほうがいいかもしれません。