フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスは余計な税金対策とかしなくていい。

確定申告が締切間近ですね。私も個人事業主時代は確定申告で随分苦労しました。今日はフリーランスの税金対策について書きます。

もちろん、できるだけ税金は払わないほうがいいので、使った分の経費はきちんと領収書をとっておいて確定申告をする必要があります。会計時にいちいち領収書(またはレシート)をもらい、それをとっておいて経費処理するのは確かに面倒です。なので、ついつい疎かにしてしまいがちですが、これをコツコツやることくらいしかフリーランスの税金対策って実はやりようがなかったりします。

税金対策と言い訳して、無駄な買い物をしている人が多い

今年は利益が出そうだからと、12月になるとパソコンやタブレットを買ったり、接待交際費をバンバン使っているフリーランスの人がいます。「税金で取られるくらいなら投資したほうがいい」とそういう人は言います。

たしかにその理屈は分かりますが、買い替える必要のないパソコンを買い換えたり、結局は使わなくなるタブレットを買ったりするのは、税金を払う以上に無駄なお金を使っていることになります。

税金対策で買い物すると、キャッシュがなくなる

当たり前ですが、15万円のパソコンを購入しても、税金が15万円安くなるわけではありません。節税できるのはせいぜい5万円以内じゃないでしょうか。なので、パソコンを購入した場合と、購入せずにその分も税金を収めた場合とでは、パソコンを購入したほうが手持ちのキャッシュ(現金)が少なくなります。

フリーランスは収入に波があるものです。稼いだ年にやらなくてはいけないのは、できるだけ多くのキャッシュを残すことです。収入が何ヶ月も、ときには半年、一年と途絶えることもあると想定してキャッシュを貯めておくのです。

少なくとも1年は生活できるだけのキャッシュを貯めよう

私はフリーランスになってもうすぐ丸7年になります。幸いにもこれまで極端に収入が少なかった年はないのですが、今後、必ずあると覚悟しています。私より年長で独立している人から話を聞くと、どんなに優秀な人でも収入が激減して苦しい時期があったとみんな言っています。

だから、フリーランスになったら、サラリーマン以上に現金を大切にすべきです。1年は生活できるだけのキャッシュは、なるべく最短で貯めておいたほうがいいと思います。

税金を払うのが「惜しい」という感情は捨てよう

せっかく苦労したお金を、税金として取られてしまうのが悔しい気持ちはわかります。特に独立した当初はそう感じるでしょう。

しかし、税金は、「そういうものだ」と思って潔く払ってしまったほうがいいのです。変に税金対策しようとして、無駄なお金、無駄な時間を使うのはアホです。

税金を気持ち良く支払い、そして手元にできるだけ多くのキャッシュを残すのが、フリーランスとして正しい道です。