フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

いつでも「ミニプロダクション化」できる横のつながりを持っておこう。

フリーランスはディレクターも兼ねるべきと書きましたが、それと絡んでくる話です。フリーでやっていると、「パンフレットの制作をまるごと受けてくれない」みたいな話が来ることも多いものです。そのときに、フリーランス仲間とチームを組んで「ミニプロダクション」のような形態をとって受けられないと、その仕事を逃してしまうことにもなります。

フリーランス仲間からの“信用”がなにより大切

クライアントには良い顔をするくせに、共同で制作を行なうフリーランス仲間には適当な対応をする人が稀にいますが、そういう人は本当にヤバいです。

自分から仕事を振っても快く対応してくれ、そして相手からも仕事を振ってもらえるような関係性を仲間と築いていかないと、フリーランスで生きていくのは厳しい。むしろ、クライアントよりも仲間を大切にしたほうがいいとさえ思います。

組織化して仕事に当たるが、嫌な奴とは組まなくてはいい

チームを組んで仕事するのでは、会社員として働いているのとあまり変わらないように思うかもしれませんが、それは全然違います。会社員だと会社側で決めたメンバーと仕事をしないといけないので、イヤな奴とか能力の低い人とも嫌々一緒にやらないといけません。フリーランスはチームを組む人は自由に選べるので、人間関係でストレスを受けなくてすみます。

フリーになったら、臨機応変にチームが組めて、気が合って信用もおける仲間を見つけましょう。そうした仲間はフリーでやっていく上で大きな財産になります。

飲み会で知り合った人とかに仕事を振るのは危険

一度も一緒に仕事をしたことがない人に依頼するときは、本当に気をつけるべきです。私も飲み会で知り合ったデザイナーに一度外注して痛い目を見ました。ホームページに掲載されていた過去の作品はとても良い物ばかりだったのですが、実際にデザインをしてもらうと全然ダメで、納品までもっていくのに大変な苦労をしました。

初めて依頼する人には、まず小さな仕事からお願いするようにしましょう。そうでないと、苦労するばかりか、あなたの信用を落とす結果になりかねません。