フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスに土日がないなんて嘘。

フリーランスになると土日もなくなるから、家族や友人と過ごす時間がなくなるよ」と言っている人がいますが、全然そんなことはありません。フリーランスも基本的には土日を中心に休むことができます。

土日は仕事の連絡が入らない

昔と違って、広告業界でも土日に普通に働くという人は減ってきました。クライアントや代理店の人が休むのですから、土日はほとんど仕事の連絡が入ることはありません。また、土日に電話連絡してくるのは、よっぽど緊急の要件か、空気が読めないダメなおっさんだけで、普通は連絡してきてもメールです。

なので、自分でスケジュール管理さえしっかりやっておけば、土日は休むことができます。私自身も土日は基本的に休んでいますし、休日に仕事をするときも、日中は妻と出かけ、帰宅してから夕飯までの空き時間に仕事をするという時間の使い方をしています。あくまでも、土日はプライベートな用事を優先し、仕事は夕方とか朝早くとかの空き時間に済ませています。

土日に働いている人は嫌われる風潮も

やたらと休日にメールをしてきて、「俺は土日も働いているぜ!」とアピってくる人もいるのですが、そういう人は“痛い奴”という烙印を押されます。平日は大して仕事してないくせに、土日になると張り切るという微妙な時間の使い方をするフリーランスもいるのですが、そんな奴と仕事したいと普通の人は思いません。

私の場合、例えば土日に書き上げたコピーをデザイナーに送るにしても、月曜の朝イチに送るようにしています。デザイナーも土日は休んでいるという前提で考えていますし、わざわざ土日にメールをして「早くデザインに取り掛かれ」と急かしていると思われても損だからです。

ダラダラ仕事をするとプライベートな時間がなくなる

自宅で仕事をするフリーランスの場合、メリハリを持って仕事をしないと、朝から晩までダラダラと仕事机の前にいることになってしまい、そして、土日までなんとなく仕事をやるような生活になってしまいます。

私の知り合いに「毎日遅くまで仕事しているよ」といつも自慢気に話すフリーランスの人がいますが、その人が毎日仕事を始めるのはお昼過ぎです。午前中はメールのレスがありませんし、電話にも出ないことがほとんどです。

つまり、毎日深夜まで仕事をしていても、それはたくさん働いているわけではなく、ただ時間の使い方が下手で、生活がルーズになっているだけです。朝早くから働けば、プライベートも充実できますし、インプットに当てる時間も増えるのにもったいないと思います。

時間の使い方次第で週休3日も可能

時間のやりくりが上手く、生産性の高いフリーランスなら、生活に必要な収入を得ながら週休3日にすることもできます。これは全然可能なことだと思いますし、実現している人もいます。

会社員とは違って、毎日の時間を自由に使えるフリーランスは、時間の使い方次第で会社員よりも何倍も濃密な時間を過ごせると言えます。