フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

フリーランスは不安を味方に付ける生き方。

フリーランスで生きていくのは不安なんじゃないかって思いますよね? 実はその通りで、私は独立して7年になりますが、いまだに不安です。でも、それでいいと思います。

不安だから必死になる

人間、不安なほうが頑張るものです。スキルアップのための勉強だってしますし、一つひとつの仕事に一生懸命取り組むから力もつきます。

時間の使い方にもシビアになります。ダラダラとネットサーフィンなどしている時間はありません。仕事をするか、スキルを磨くか、思いっきり遊ぶか、ストレス発散と割り切って飲みにいくか。なんとなく過ごす時間がなくなります。

会社勤めをしていた時期とフリーランスになってからの7年間。どちらが濃密な時間を過ごしているかと言えば、圧倒的に後者です。サラリーマン時代はずいぶんノホホンと無駄な時間を過ごしていたなと思います。

不安を感じていないサラリーマンは超リスキー

サラリーマンが安定していて、会社勤めをしていれば安心というのは幻想です。そういう安心が得られたのは高度成長期という特殊な時代だけで、もうそんな時代ではないのです。

それなのに、なぜか安心しきって、スキルを磨くこともなくダラダラと毎日を過ごしている人もいますが、この時代、そういう生き方こそリスキーです。

ある日突然リストラされるかもしれません。会社が倒産する可能性だってあります。そのときに、なんの努力もしてこなかった人は、ただただ途方に暮れてしまうものです。

会社勤めをしていても不安なのでは?

最近、フリーランスになる人は、「独立して大金を稼ぐぞ!」という山っ気のある人より、「このまま会社勤めをしていたら、自分はダメになってしまうのではないか?」という思いを抱いている人が多いようです。自分が40代、50代となっていったときに、会社を辞めざるをえなくなったらと考えると不安になってしまうのです。

私も20代で会社勤めをしていた頃、40代、50代になっても同じ会社で働いている自分がイメージできませんでしたし、同僚の40代や50代の人たちを見て、会社にしがみつく生き方に「ああはなりたくない」とも思っていました。

会社勤めをしていることにも不安を覚え、かといって独立することにも不安がある。こうした心境の人が今は多いのではないでしょうか。

どうせ不安を抱えながら生きていくのであれば、フリーランスになったほうがエキサイティングでおもしろい人生が送れると私は思います。