フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

食べていけない時期はアルバイト? フリーランスの給与所得は65万円までなら税金が控除に。

独立当初や仕事が途切れたときなど、フリーランスになるとお金がきつくなる時期もあります。そんなときはアルバイトをするのも手です。

アルバイト代は年間65万円までなら無課税

65万円までなら稼いだ分はまるまる手取りにできます。これは結構大きいですね。

年間65万円ということは、毎月5万円ちょっとです。週1〜2で働くとそれくらいの金額になりますので、アルバイトをするなら本業に影響が出ないように週末に働くのがいいかと思います。

もしくは、平日の早朝になにかアルバイトを見つけるのもいいのですが、やはり本業に影響のないようにシフトを入れるのが肝心です。

アルバイトを頑張りすぎてしまうとフリーターに

フリーランスといいながら、アルバイトがメインの収入になっている人がいます。毎日日中はアルバイトをしながら、ライターやデザイナーの仕事をちょぼちょぼとやっているのです。

しかし、こうなってしまうとフリーランスというよりフリーターです。アルバイトがメインになってしまっています。一度こういう生活になってしまうと、フリーランスとして成功するのは難しいです。私の周りを見てみても、アルバイトをメインにしている人はずっとフリーター的な生活のままです。

別にフリーターを否定するつもりはありませんが、フリーランスとして成功したいと思うのなら、アルバイトをしすぎないように注意するべきです。

フリーランスとして成功するためには“時給”の感覚を捨てる

アルバイトでの給与は時給制です。1時間=1000円といった感じで給与が決定します。しかし、フリーランスや事業主として独立して成功するには、この時給で働くという感覚は捨てなくてはいけません。

フリーランスの仕事のギャラは時給で決まるものではありません。実働が1時間でも良いアイデアを出したり、良い作品ができれば、10万円を請求してもいいのです。実際に働いた1時間でも、そのアイデアが生まれるまでには自分が今まで生きてきたなかで獲得したセンスや知識が活かされているのです。つまり、自分が生きてきた人生で得たスキルやセンスをお金にするのがプロであり、自分の時間を売るアルバイトとはビジネスのあり方が異なるのです。

フリーランスが収入を上げようとするときに、“働く時間を増やす”という考え方ではいつか身体が壊れてしまいますし、働いてばかりではインプットの時間も取れませんのでクリエーターとして枯れてしまいます。

アルバイトがおすすめなのは臨時の収入源や気分転換としてだけ

私自身も独立当初は、近隣にあった青果市場で毎日アルバイトをしようかと思いました。しかし、毎日ガッツリ働いてしまってはフリーランスの仕事に没頭できませんし、毎日アルバイトする生活に慣れてしまいたくないので、お金は苦しかったのですが青果市場でアルバイトをするのを思いとどまりました。

フリーランスがアルバイトをするなら、あくまでも年間65万円の範囲内に収まるようにするべきです。生活費がきついときに収入源や気分転換に知り合いの飲食店で働くくらいに抑えておくのがいいのではないでしょうか。