フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くことについて語るブログです。

フリーランスにオフィスは必要か?

独立すると、自宅で仕事をするか、オフィスを借りるか迷うところ。オフィスを借りるにしても、ひとりで小さなオフィスを使うか、シェアオフィスにするか、それともコワーキングスペースを契約するか。選択肢がいろいろあるだけに迷うかと思います。

私は、まずはオフィスを借りずに始めることをおすすめします。収入が安定しない時期なので、コストを抑えられることも理由のひとつですが、もうひとつは「どのようなスタイルで働くのが自分には適しているか?」を知る期間が必要があるからです。

会社員のころは、基本的には会社で作業するスタイルだった人が大半です。フリーランスになれば、カフェをハシゴしたり、一日家で仕事をしたり、いろいろなスタイルで仕事することができます。数ヶ月もすれば、自分はずっと同じ場所で仕事をしているほうが集中できるのか、それとも気分転換に場所をいろいろ変えながら仕事をするほうが集中できるのかが分かります。

ノマドワーカーと言われる人は、場所を変えながら仕事をするほうが集中できる、もしくは楽しいという人でしょう。作家の伊坂幸太郎さんも毎日スタバをハシゴしながら小説を書いているそうです。小説家というと書斎にこもって書くイメージがありますが、今の小説家にはノマドスタイルの人もいます。

おすすめは、都心に自宅兼オフィスを構える

私はフリーランスになって7年目ですが、おすすめは都心に自宅兼オフィスを借りるというスタイルです。私の場合は、気分転換に場所をいろいろと変えたいタイプで、移動時間がとてももったいないと思っています。

都心に家を借りれば、近所にカフェがたくさんあるので、自宅で仕事をしていて気分がのらなければ、すぐにカフェに行けますし、カフェは何店舗もあるのであちこち転々とできます。また、打ち合わせに出かけるにしても、山手線内ならどこも近いので時間を節約できます。雨が降っていなければ自転車でも行けるくらいです

名刺に載せる住所も都心の住所だとサマになります。自宅をオフィスにしている人だと、名刺の住所が練馬とか千葉県とか家賃の安いエリアになっている人がいますが、そういう住所だと「この人あまり稼げてないのかな?仕事がないのかな?」と不信感を抱く人がいます。浅はかな話ですが、イメージを決めるのは所詮そんなものなのです。ブランディングを考えるなら、自宅にしろオフィスにしろ、名刺に載せる住所はイメージの良い地域にするべきです。

同じ広さのマンションを借りようと思ったら、確かに都心のほうが高いでしょう。固定費は絶対抑えるべきと言っている私が都心に家を借りろというのは変な話に思えるかもしれませんが、移動時間の節約や自分のブランディングを考えたら都心に借りたほうがコストパフォーマンスが高いのです。

フリーランスは「所有しない生活」を

ただ、フリーランスは固定費を抑えるべきなのは確かなので、必然的に「都心にさほど広くない自宅兼仕事場を借りる」というが私の結論です。昔に比べて、今は広い家、または仕事場を借りる必要はありません。

私は紙の本は読んだら売ります。電子書籍で販売されている本は電子書籍で買います。デザインの参考書籍など、貯めていた仕事の資料は、すべて自炊業者にダンボールで送りPDF化してもらいました。それなりに料金はかかりましたが、その分保管しておくスペースが必要なくなり、家賃が浮くと思えば安いものです。

また、私はDVDや漫画のコレクションも今は持っていません。漫画も読んだらブックオフに売るか、kindleで読むかのどちらかです。映画もAmazonなどでネット上でレンタルできる時代ですから、DVDをコレクションしていても無意味です。昔はたくさんDVDや漫画を持っていた時代もありましたが、それらを観返す、読み返すことなんてほとんどないので処分しました。どうしても読みたくなったら、Amazonでレンタルするなり買えばいいのです。

そのようにスペースをとる無駄なものは所持しないようにしているので、私の自宅兼仕事場には本棚もありません。ミニマリストほどではありませんが、かなりシンプルな生活と言えます。

都心に住めば、いろんなカフェにもすぐ行けるので、ソファでのんびりしたいときはカフェに行けばいい。映画館も近いから、家に立派なホームシアターがなくても大丈夫。自宅は仕事をしたり寝たりするだけのものと割りきり、リビングはカフェ、ダイニングキッチンは近所の美味しい定食屋や中華屋と、街全体で生活するイメージで暮らしています。

都心には美味しいお店もたくさんあります。極端かもしれませんが、うちの夫婦は家で料理をほとんどしません。するとしても、鍋をするくらいで、ほとんどが外食です。なのでキッチンが狭い、普通の夫婦だったら敬遠するような部屋でも大丈夫です。そのように「譲れる条件」があると、都心でもお得な物件が見つかるものです。

外食に使うお金がもったいないと思うかもしれませんが、外食費は変動費なので、いざとなれば切り詰めることができます。料理する時間も節約できます。そんな理由から、仕事が忙しく収入が安定している限りは、私たちは外食費に使うお金には目をつむっているのです。

持ち家がなく、そして子どももいなくて広い家が必要ない人はぜひ都心に自宅兼仕事場を借りましょう。仕事上のメリットが大きく、そしてプライベートでも楽しい生活を遅れるはずです。

オフィスを借りるメリットもある

自分はひとつの場所で仕事をしているほうが集中できる。なおかつ、小さな子どもがいて郊外に広い家が必要という人は、どうしてもオフィスを借りる必要があるかと思います。子どもがいたらコンパクトな家で生活するのは無理がありますし、子どもが騒いでいる家では仕事するのは難しいものです。

また、フリーランスでの人は仕事とプライベートを分けない人が多いのですが、仕事とプライベートはきっちり分けたいという人もオフィスを借りるといいでしょう。家を仕事場にしていると、休日でもついつい仕事をしてしまいます。それはそれでいいと割り切れない人は、自宅以外にオフィスを借りるべきです。

オフィスを借りるなら、コスト面を考えるとシェアオフィスやコワーキングスペースがまず候補にあがると思います。他の入居者ともコミュニケーションがとれるので、さまざまな情報を得たり、人脈を広げたりすることもできます。フリーランスにありがちな「寂しい」という気落ちも緩和されるでしょう。

ただ、仕事に集中するときは雑音とかがないほうがいいタイプは、ひとりでオフィスを借りるほうがいいかもしれません。都心でも、風呂無しのマンションなら格安で借りられます。風呂無しというと4畳半の和室みたいなのをイメージするかもしれませんが、フローリングの部屋でも風呂なしならかなり相場は安いものです。

また、早い段階での法人化を考えているなら、自分でオフィスを借りていたほうがよいかもしれません。シェアオフィスやコワーキングスペースでは、法人登記ができても、法人口座がつくりにくいのです。振り込め詐欺等を防止するため、ペーパーカンパニーが設立されないように今は法人口座の審査が厳しくなっています。

自分専用のオフィスを借りるにしてもシェアオフィスに入居するにしても、無理して高い家賃のところを契約しないように気をつけてください。独立当初は気分が高揚しているため、ついつい「これくらい無理なく払えるように俺は頑張れるんだ!」みたいな意気込みになりやすいのですが、独立後すんなり軌道に乗る人は少ないもの。独立してしばらくは満足な収入を得られない可能性も高いです。収入は自分でコントロールできませんが、支出は完全に自分でコントロールできます。支出をしっかり管理し、収入が想定よりも少なくても困窮しないようにしましょう。