フリーランスって実際どうなの?

フリーランスとして独立すること、働くこと、生きることについて。

小さな周期での収入の波は大丈夫。大きな周期での収入の波が危険。

定期仕事ばかりやっている場合を除き、フリーランスに収入の波はつきものです。今月は100万の売上があったけど、来月はゼロなんてことも普通です。

ただ、こうした月ごとの収入の波があっても、慣れてしまえばなんてことはありません。経済的に行き詰まることもありません。むしろ怖いのは、半年間は毎月バンバン収入があったけど、次の半年間はほとんど無収入になったみたいな、長期的なスパンでの収入の波です。

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フリーランスも“飽きない”ことが大切。3年続けられれば大丈夫なんていうのは大嘘。

「商いは飽きない」というような言葉もありますが、フリーランスとして長年活躍し、きちんと生計を立てていくためには“飽きない”ことが超重要です。

誰でも独立した当初はフレッシュです。仕事へのモチベーションも高いですし、新しいスキルや人脈にも貪欲でしょう。しかし、何年もしてくると、多くの人はフレッシュ感を失います。いい意味で“落ち着き”や“頼りがい”が出てくるのはいいことですが、フレッシュ感を失う=輝きを失うというケースがほとんどです。

よく、独立して3年続けられれば大丈夫とか、5年でほとんどの人が廃業するけど、逆に言えば5年持てば安泰とか言う人がいますが、全くそんなことはありません。

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フリーランスに必要なスキルを磨くのに学校に行くべきか?

「カメラマンになりたいんですけど、まずは写真スクールに行くべきですかね?」とか「デザイナーになるには、やっぱりデザインの専門学校に入らないとダメですかね?」と、これまでに何度か質問されたことがあります。

たしかに、専門職に就きたい、専門職としてフリーランスになりたいって思ったら、まず初めのアクションとしては「学校に行く」というのはハードルが低い手です。お金さえ支払えば、喜んで迎え入れてくれます。

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独立資金は数千円? フリーランスになるのにお金はいらない。

ほとんどのビジネスは、独立する際に大きなお金が必要となります。例えば、個人で小さな飲食店を開業するにしても、少なくても数百万かかりますし、1000万以上かけて開業する人もいます。

それに比べ、フリーランスとして独立するのにかかるお金はかなり少額です。準備期間も必要ありません。会社を辞め、「今日からフリーランスでやります」と宣言するだけです。

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ギャラの未払い。フリーランスはどう対応すればいいのか。

フリーランスで長年仕事をしていれば、少なくとも一度や二度は「ギャラを払ってもらえない」というハラワタの煮え返るような事態を経験すると思います。

数万円の小さな仕事だったらまだいいのですが、そういった少額の仕事は未払いになることはむしろ少なくて(支払いを忘れられていることはある)、未払いが発生するのはたいがい金額が大きいものです。額が大きいほうが支払い元にとって負担が大きいので、資金繰りに困ると払えなくなってしまうのです。

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新卒や未経験からフリーランスになるのはおすすめできない。ほとんどの人が壁にぶち当たる。

コピーライター、デザイナー、カメラマンなど、フリーランスにもさまざまな職種がありますが、どの職種であってもいきなりフリーランスになるのはやめたほうがいいと思います。

もちろん、大学を出てすぐに、もしくは他業種からいきなり独立して、フリーランスでやっている人もいます。技術的なことは独学で習得し、収入もしっかり得てちゃんと生活できている人もたくさんいます。

ただ、そうした「いきなり独立組」が克服しづらい特有の“壁”が存在します。必ずと言っていいほど伸び悩む時期が来ます。今日はそのことについて書きます。

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フリーランスが郊外に自宅兼事務所を構えるのは考えもの。

これまでの記事でフリーランスは固定費を削るべきと散々言っていますが、だからと言って自宅兼事務所を郊外に構えるのはやめるべきです。

名刺の住所が郊外だと、どうしてもイメージがよくありません。湘南とかなら別ですが、普通のベッドタウンが名刺にかかれていると、「この人大丈夫かな?」と私も思います。

こういう言い方は良くないかもしれませんが、郊外に住んでいる人は「安いギャラで仕事をする人」というイメージがあります。安いギャラの仕事は獲得できるかもしれませんが、それではいつまで経っても精一杯働いて生活するのがやっとという状況からは抜け出せません。

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